日本には様々なテイストやスタイルを持つカフェがあります。実際に訪れたお店はもちろんですが、雑誌やテレビなどでありとあらゆるカフェを見たことや聞いたことがあります。ですから、風変わりなメニューや定員、ものすごく大盛りのデザートなど、どのようなカフェに訪れても多少の変化に驚くことはないと思っていました。しかし、私が学生の時に訪れたカフェで衝撃を受けることがありました。それは、語学留学のために海外に滞在している時のことでした。そのお店は私の通う語学校の近くの大通りに面した所にある大きなお店でした。
通い始めてまだ間もないころに、同じクラスの子たちに誘われて学校帰りに立ち寄ったこともあり、ただ注文することにもまだまだ緊張していました。セルフサービスのそのお店は一階も二階もテラス席も人が出たり入ったりと、賑わっていました。自分の番がきて、欲しいドリンクとサイズを読み上げると、なぜか定員の女性に名前を聞かれ、スペルまで尋ねられました。不安と疑問を抱えながらも自分のドリンクが出来上がるのを待ちました。出来上がると、定員はカウンターの前で待つ人たちに向かって私の名前を読み上げました。返事をし、受け取ると、その容器にはしっかりと私の名前が書かれていました。
忙しいカフェの中でできたシステムなのでしょうが、なぜだか少し嬉しくなりました。クラスメイトの待つ席に着き、色々と会話をする中で、みんなのカップに名前があるのを見るたびに名札を付けているような気になりおかしくもありました。しかし、名前を見ながら会話することでみんなの名前をすぐに覚えられました。そのカフェで撮った写真は私の大切な思い出です。